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大石順教作 掛け軸「ヤツデ」  展示中です in 大石順教尼の記念館 

  梅雨入りとなりました。
  農作物の成長のためにも欠かせない季節ですが、台風の被害が各地であったようで
  心が傷みます。
   今日は梅雨の晴れ間で庭の木々が青々と輝いています。

   CIMG2375_convert_20120626145208.jpg         

      記念館の枯山水にそばにあるヤツデです。
      順教先生が良くお越しになっていた頃は玄関にヤツデがあったそうです。
         そのヤツデをご覧になりながら書かれたのでしょうか・・・。
      
       CIMG2347_convert_20120626120833.jpg
           ヤツデに大きなカタツムリが寄り添っています。
           とても微笑ましい・・・。
           ですが順教先生にとり梅雨は大きく重い意味を持つ
           時期です。

      明治38年6月21日の夜中の2時半頃先生は両腕を斬り落とされました。
      梅雨で大雨の中起った惨劇です。
      毎年梅雨を迎えるたびに先生のお心に去来するものを想像するのは
      あまりに辛く、凡人の私などはただ涙するばかりです。

        われ一人残してゆきし五人(いつたり)の
                 妓(こ)の魂はながれてぞゆく

                                   大石順教
         養父万次郎氏の狂乱によって五人の女性が亡くなり
         一人だけ生き残った順教先生。
         一生五人の人々に供養をして冥福を祈られました。
         そして死刑となった万次郎氏のお墓も建て弔われたのです。

         軸に書かれているのは禅語の「露堂々(ろどうどう)」

         意味を調べてみると・・・
           歴々と明らかに、堂々と露れる。
           真理は歴然と明らかにして堂々と顕露しており隠されたものではない、
           もし見えないとすれば、見ようとしないだけで、目が曇っているに過ぎない。
           簡単に言うと、心の目をいっぱいに開いてみよ。
           目、耳、鼻、口、触感の五官すべてを使って感得しろということ。

        手で物に触れることができなくなった先生の五感はかなり
        敏感だったと思われます。五体満足であるとかえって五感を
        フルに使わなくなります。最近神仏からいただいたこの機能を
        丁寧に使うようにしています。音だけでも幾種類もあちらこちらから
        聞こえてくるので不思議です。
        

             目を閉じて雨音を聞いてみます。
             梅雨の湿気は時に心を蝕みますが、雨は天からの恵で汚れを
             洗い流してくれます。
             順教先生の苦悩も洗い流し昇華してくれたのでしょうか。
             心の目を開いて、隠れることなく堂々と生きられた先生の
             強さにやはり感服します。
               
              
        われ一人のこしてゆきし五人(いつたり)の
                      魂かと思う山ほととぎす

                                       大石順教      

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ジャンル : 日記

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九度山つるるん

Author:九度山つるるん
旧萱野家保存会(旧萱野家・大石順教尼の記念館内)にて活動中です。
大石順教尼の記念館 TEL0736(54)2411
〒648-0101
和歌山県伊都郡九度山町九度山1327

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